こども発達支援教室アクア blog

神奈川県伊勢原市にある児童発達支援・放課後等デイサービス こども発達支援教室アクアのブログ

療育

視覚優位だから視覚支援だけで良い?

発達障害のこども達の中には視覚優位と言われる子たちが比較的に多いです。 こういった子たちは耳から入る情報、特に言葉に対しての反応が鈍いので、日常生活や集団生活をスムーズにこなすにはスケジュール表や写真、イラストといった視覚的なヒントが欠かせ…

フラッシュカードの正しい使い方

某幼児教室の代名詞ともいえる学習法のフラッシュカード。 子どもの目の前で単語やイラストの書かれたカードを次々と高速で大量に提示し続けて、右脳で覚えさせるという学習法です。この学習法はフォロワーも沢山いて、発達障害のある児童向けに行なっている…

発達障害の分野における専門家 2

発達障害の分野に限っても、臨床心理士が実際に取り扱える領域は更に細分化されているのが実情です。 言語障害や言語療法のエビデンスを知らないまま、言葉の発達を促そうと手探りで介入していたり、言語発達の指導にABAという畑違いの技法を無理やり当ては…

発達障害の分野における専門家 1

発達障害を持った子どもや保護者と関わることが多い専門家として、保健師、保育士、臨床心理士(国家資格の公認心理士もありますが、まだ世間の認知度が低いので、この記事では臨床心理士に統一します)などがあります。他に言語聴覚士もいますが、絶対数が…

不注意や多動の対処法 2

学校の勉強や日常生活、対人関係について、私たちは日々の経験を通して様々なことを学んでいます。何かで失敗すると同じ思いは二度としたくないので、次からは判断や行動を変えようとします。 しかし、多動や不注意の問題を抱えた発達障害の子たちにはこれが…

不注意や多動の対処法 1

結論から言うと、いわゆる訓練での改善が難しいのが不注意や多動の問題(AD/HD)です。もし、服薬せずともナントカ療法や運動・整体・サプリメント等によってAD/HDは治るという療育関係者がいたら、ちょっと眉唾ものと疑った方が良いと個人的には考えていま…